2002年03月08日/アメリカ
「フロスを忘れないでくださいよ!」歯科医師は口をすっぱくしてアドバイスするが、わけがある。この度の研究で、おなかの子供の成長は、まさに母親の口にかかっているという研究結果がでたのだ。
サンディエゴで開かれた国際歯科基礎学会では、米国チャペルヒルのノースカロライナ大学の研究者らが、中等度から重度に進行した歯周疾患をもつ妊婦で、未熟児出産の危険性が非常に高まることを報告。
胎生6週までの胎児をかかえた妊婦850人に歯周組織検査を実施。更に、対象者は出産後48時間以内に再度歯周組織検査を受けた。
この結果から、中等度から重度に進行した歯周疾患をもつ妊婦が未熟児を出産する率が高く、歯周疾患を持たない母親と比べて、胎児の成長抑制が6から10倍にもなることをつかんだ。
軽度の歯周疾患を罹患している妊婦に関しても、胎児の成長抑制が生じる危険性が示唆された。
胎児の成長にどのように歯周疾患が関わっているのかの詳細は今のところまだわからないが、口腔内に生じる炎症に対する反応が何らかの関わりを持っているとみている。 |