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喫煙習慣は口にも災う

2004年12月5日/アメリカ

 喫煙が原因で発症する肺がんを実際に目で見ることはできないが、口腔内に生じる病変は目に見えるもので、歯科医師が患者に告知することになる。米国臨床歯科学会では、喫煙がもたらす口腔内病変の実際や禁煙対策に関する情報を一般市民に提供している。

「禁煙すれば確実に予防できるはずなのに、死亡原因や疾病原因として依然大きな問題となっている喫煙習慣は、口腔内でも様々な問題を引き起こしています。」と話すのはラリー・ウィリアムズ歯科医師。彼は米国臨床歯科学会評議員だ。「健康を提供するプロとして、喫煙習慣の口腔への悪影響をすべての患者さんに伝えたいのです。」と話す。


喫煙がもたらす口腔病変3つを紹介しよう

口腔がん
喫煙は、口腔がん発症と密接な関係にある。早期診断が難しいために、5年生存率は残念ながら54%と厳しい現状だ。初発症状としては、口腔粘膜の色の変化(赤や白、脱色)口腔内や口の周りのできものやふきでもの、口腔粘膜やのどからの頻繁な出血、嚥下困難などがある。こんな症状に心当たりがあれば、すぐ歯科医師に相談を。
 
歯周疾患
喫煙は、歯牙喪失や歯周疾患と密接に関わる。歯周疾患は、歯を支える組織におこる慢性炎症を主徴とし、細菌感染が原因でおこる病気だ。疾患の進行に伴い形成された歯周ポケットは細菌の棲家となり、歯を支えている骨の破壊がはじまる。初発症状としては、赤く痛々しく腫れあがった歯ぐき、歯磨きやフロスでの易出血、はぐきのはがれ、膿が出る、口臭や歯の喪失など。
 

汚い笑顔

タバコや咬みたばこは、歯の着色を引き起こす。歯の漂白をうたった商品が市場に数多く出ているが、喫煙習慣のある人は思うような効果が得られない。また、喫煙者はいつも口臭があり、舌も汚れている。過度な喫煙は舌を刺激し、その反応として舌全体を取り囲む黒毛舌などの病変をもたらすのだ。
 

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