コラム / 歯科NEWS
キシリトール② ~キシリトールのすごいチカラ~
キシリトルのすごさは、ミュータンス菌をコントロールできる「唯一の甘昧料」ということ。ただの甘味料じゃなくて、【菌をコントロール】できるんです。
そのすごさを、わかりやすく表とグラフにしてみました。さっそく見ていきましょう
ミュータンス菌が減る
歯の表面についている「プラーク(歯垢)」。ミュータンス菌の「住み家」ですよね。キシリトールを食べるのを続けていると、プラーク(歯垢)の中のミュータンス菌がどんどん減っていく! キシリトールを食べていない人と比べると、1年後で2.5倍、2年後で4倍の差がつくことに。
ミュータンス菌の質を変える
ミュータンス菌の仲間には、むし歯をつくりやすい悪い菌と、むし歯をつくりにくい善い菌が。キシリ卜ールは、悪いほうの菌を弱らせてくれる力があるんですよ!
ミュータンス菌がプラークをつくれない!
普段、ミュータンス菌が生活している「プラーク」。このプラークがあると、他の悪い菌も歯につきやすくなるし、歯を溶かしていってしまう。でも、キシリトールをうまく使えば、プラークをショ糖(砂糖)の半分以下におさえられる!
ミュータンス菌が酸をつくれない!
むし歯ができる最初のステップは、歯が「酸」で溶かされること。ミュータンス菌は、糖分から酸を作り出して、歯を溶かしていく。でも、ミュータンス菌が、いくらがんばっても、キシリトールからは酸をつくれない!! 少ししかつくれない・・・のではなく、まったくつくれない。ここがポイント!
むし歯になりにくくなる!
ミュータンス菌は、むし歯のきっかけをつくる菌。その菌が減り、質が変わって、プラークと酸がつくれなくなると……。そう! むし歯になりにくくなる。
これは今までに行なわれた研究でも明らかになっていること。キシり卜ールを食べていなかった人たちと比べると、なりやすさは4割以下。
ホン卜にすごいですね!!