歯科医院でのコロナ感染確率
現在新型コロナウイルスの世界的大流行により、感染対策を各地の施設や病院などで行っています。
東北大学大学院歯学研究科の小坂健教授らのシミュレーション結果によると、1日の患者数を50人と仮定すると、症状のある新型コロナウイルス感染者を診療しなければ、歯科医院での感染確率は365日目で1.06%、症状のある患者を受け入れても1.90%と結果が分かりました。(日本歯科新聞 2020年 10月13日)
http://www.dentalnews.co.jp/news/detail/2020/index.html
新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様に油膜に覆われており、界面活性剤(アルコール)で破壊できると紹介されました。
小坂教授によると、インフルエンザとコロナウイルスの違いは口で増えるという点で、症状が出始めたころは唾液検体からも多く検出されると説明を行いました。
また、現在は出かけるとき、人と会うとき、マスクをするのが当たり前の時代になっております。
マスク着用により「人への感染を防止する可能性が高い」「気道の加湿や湿度の維持には役立つ可能性がある」「重症化を防ぐ可能性がある」などを小坂教授は紹介いたしました。
動物実験では最初に曝露するウイルス量が多いほど、その動物は重症化しやすくなることが知られています。
新型コロナでも、ハムスターに曝露させるウイルス量が多いほど、そのハムスターは重症化しやすいということが、東京大学医科学研究所の河岡先生らのグループから報告されています。(https://www.pnas.org/content/117/28/16587)
当クリニックでは、十分な感染対策を行っておりますので安心してご来院くださいませ。
(当院の感染予防対策につきましてはこちらをご覧ください。)