アルツハイマー型認知症、28歯の喪失でリスク1.8倍に!|千葉でインプラントを行うなら東船橋駅最寄りのおさか歯科クリニック

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アルツハイマー型認知症、28歯の喪失でリスク1.8倍に!

60歳以上で歯を28本失っていると、アルツハイマー型認知症となるリスクが1.81倍になることが明らかになりました。(日本歯科総合研究機構より)

論文では歯周病、歯の欠損で受診した401万人と66万人を対象に認知症の有無を検討し、結果、性別・年齢の影響を除外しても、歯数が少ない者ほどリスクが高いことが分かりました。

噛むことは非常に大事で、名古屋市立大学大学院医学研究科 道川誠教授らによる研究、「歯周病で加速するアルツハイマー病分子病態と認知機能障害」で

歯周病とアルツハイマーの因果関係が明らかにされました。

この研究では、歯周病に罹患したマウスと対照マウスを3ヶ月間飼育し、両者の脳内に生じる認知症の時に多くなるアミロイドβの蓄積並びに脳内レベルを定量しました。

結果、歯周病に罹患したマウスの脳内では、対照マウスに比べてアミロイドβの量が著明に上昇し、脳内の炎症分子の上昇が認められました。

このことから、歯周病という慢性炎症が、脳内に波及し、それがアルツハイマー病の原因因子であるアミロイドβの脳内レベルを上げ、認知症を増悪させていることがわかりました。

歯周病にならないように、日ごろから歯科医院でのプロフェッショナルケア及びご自宅でのセルフケアを行っていきましょう。